Make
ビジュアルワークフロー自動化プラットフォーム(旧Integromat)。直感的なフローエディタで複雑なデータ変換・条件分岐・エラーハンドリングを備えた高度な自動化を構築。
概要
Make(旧Integromat)は、ビジュアルベースのワークフロー自動化プラットフォームです。Zapierと同じ市場を対象としていますが、ビジュアルフローエディタの柔軟性、データ変換の高度さ、コストパフォーマンスで差別化しています。「シナリオ」と呼ばれるフロー図で複雑な分岐・並列処理・エラーハンドリングを直感的に設計できる点が最大の強みです。
他社との違い
- 1
ビジュアルフローエディタ — 複雑な分岐・並列処理を直感的に設計・可視化
- 2
圧倒的コストパフォーマンス — Zapierの1/5〜1/10の価格で高度な自動化
- 3
データ変換の柔軟性 — JSON解析、配列操作、正規表現など高度なデータ処理をノーコードで
- 4
エラーハンドリング — リトライ、フォールバック、Break、Rollbackなど本格的なエラー制御
このツールでできること
- 1
複雑なデータ連携&変換パイプライン
APIからJSONデータを取得→配列を展開→条件フィルタ→データ変換→Google Sheetsに書き込み→Slackに通知。Zapierでは複数のZapに分けなければならないような複雑なパイプラインを、1つのシナリオで構築。
- 2
AIを活用したコンテンツ制作ワークフロー
Google SheetsのキーワードリストをトリガーにGPT-4で記事を自動生成→Claude で品質チェック→WordPressに下書き投稿→Slackで編集チームに通知。AI連携の自動化ワークフロー。
- 3
EC注文処理の自動化
Shopifyの新規注文をトリガーに、在庫管理システムに連携→送り状番号取得→顧客にトラッキングメール配信→会計ソフトに売上登録。エラー時は自動リトライ+管理者アラート。
導入企業
| 企業名 | 業種 | 活用内容 |
|---|---|---|
| Spotify | エンターテインメント | 社内業務プロセスの自動化 |
| Coca-Cola | 飲料 | マーケティングデータの収集・変換・レポーティング自動化 |
| Lyft | モビリティ | カスタマーサポートワークフローの自動化 |
| Bolt | モビリティ | ドライバー・ライダーデータの自動処理 |
導入事例ハイライト
デジタルエージェンシー AAA社(日本)
月間200時間の手作業を自動化、コスト Zapier比 -70%
クライアント20社分の広告レポート自動化をZapierからMakeに移行。Google Ads/Facebook Ads APIからデータ取得→JSON解析→配列操作→Google Sheetsに整形して書き込みという複雑なデータ変換パイプラインを、Makeのビジュアルエディタで構築。Zapierでは月$500だったコストがMakeで月$150に削減。
EC事業者 BBB社(ドイツ)
注文処理時間 -85%、ヒューマンエラー ほぼゼロ
Shopifyの注文をトリガーに、在庫確認→送り状作成→顧客通知→会計登録の一連の処理を完全自動化。エラーハンドリング(在庫切れ時のフォールバック処理、API障害時の自動リトライ)もMakeで構築し、手動介入がほぼ不要に。
コンテンツ制作会社 CCC社(アメリカ)
記事制作スピード 3倍、制作コスト -50%
Google Sheetsのキーワードリストからトリガーし、GPT-4で記事下書き→Claudeで校正→WordPressに下書き投稿→編集チームにSlack通知のAIコンテンツパイプラインを構築。人間は最終確認・微調整のみで記事公開が可能に。
主な機能
メリット・デメリット
メリット
- +ビジュアルフローエディタが秀逸 — 複雑な分岐・並列処理を直感的に設計でき、全体の流れが一目で把握可能
- +コストパフォーマンスが圧倒的 — Zapierの1/5〜1/10の価格で同等以上の機能を提供
- +データ変換の柔軟性 — JSON解析、配列操作、正規表現など、エンジニア級のデータ処理がノーコードで可能
- +エラーハンドリングが充実 — リトライ、フォールバック、Break、Rollbackなど本格的なエラー制御
デメリット
- -アプリ連携数がZapier(7,000+)に比べて少ない(1,800+)
- -学習コストがZapierより高い — ビジュアルエディタは強力だが複雑なフローは設計スキルが必要
- -テンプレートやドキュメントの日本語化が進んでいない
こんな人におすすめ / おすすめしない
こんな人におすすめ
テクニカルマーケター
ビジュアルエディタで複雑なデータ変換・条件分岐をノーコードで設計。エンジニアに依頼せずに高度な自動化を実現。
コスト重視の自動化推進担当
Zapierの1/5〜1/10の価格で同等以上の機能。大量のオペレーションを低コストで実行可能。
AI活用を推進するチーム
OpenAI/Anthropic連携モジュールで、AIを組み込んだワークフローをノーコードで構築。コンテンツ制作・データ分析・カスタマーサポートのAI自動化。
こんな方には向かない
- シンプルな1対1のアプリ連携のみが必要な場合(Zapierの方がテンプレートが豊富で簡単)
- ニッチなアプリとの連携が必要な場合(Zapierの7,000+に比べて連携アプリが少ない)
- 非テクニカルメンバーだけで運用する場合(Zapierの方が学習コストが低い)
料金プラン
Free
$0/月
- 月1,000オペレーション
- 2シナリオ
- 15分間隔
- 基本モジュール
Core
$9/月
- 月10,000オペレーション
- 無制限シナリオ
- 1分間隔
- 全モジュール
Pro
$16/月
- 月10,000オペレーション
- 優先実行
- カスタム変数
- フルテキスト検索
Make の公式サイトを見る
www.make.com
おすすめの対象
連携サービス
対応言語
よくある質問
Q. MakeとZapierの違いは?
Makeはビジュアルフローエディタ、データ変換の柔軟性、コスパが強み。Zapierはアプリ連携数(7,000+)、テンプレートの豊富さ、シンプルさが強みです。シンプルなアプリ連携はZapier、複雑なデータ処理やエラーハンドリングが必要ならMakeが適切。価格重視ならMakeが圧倒的に有利です。
Q. 無料プランの制限は?
月1,000オペレーション、2つのアクティブシナリオが無料で利用可能です。ただし、最小実行間隔は15分です。有料プランでは月10,000オペレーション〜、リアルタイム実行、無制限シナリオが利用可能です。
Q. オペレーションとは?
Makeの課金単位で、シナリオ内の各モジュール(ノード)が1回実行されると1オペレーションが消費されます。例えば5モジュールのシナリオが1回実行されると5オペレーション。Zapierの「タスク」とは計算方法が異なるため、直接比較には注意が必要です。
Q. 日本語UIはある?
Makeのダッシュボード・エディタは英語UIのみですが、2025年に多言語対応が進んでいます。日本語のコミュニティやドキュメントは限定的ですが、英語のドキュメントとテンプレートは非常に充実しています。